SSブログ
前の10件 | -

朝雨は女の腕まくり?

 虎と翼2024朝ドラ.jpg

 『虎と翼』は毎回とても面白く観ていて(優三さんが試験に諦めがついたってところ、泣いたよ)、キャスティングが絶妙だし、脚本家さんは完全に伊藤沙莉を想定して当て書きしてたということで、ほんと合ってます。

 で、なかなか凄い脚本だなあ、と思っていたら、なんと「ぼっち・ざ・ろっく!」と同じ脚本家さんだったのですよ!!
 うおー、ぼけっとしてたよ、今さらながら、叫ぶなあ。
 そりゃ、どうりで!

 さて、ドラマのお気に入りシーンはいろいろあるのですが、まずは毎週のサブタイトルが、凄くいいのですよ。
 女賢しくて牛売り損なう?
 いや、その先へ!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

安全への逃避を初めて見てから20年が経つ

 安全への逃避1965_02.jpg

 泥沼の戦争があると、かなりの割合で沢田教一の『安全への逃避』を思い出す。
  ※詳しく書いたのはこちら
      ↓
 https://excursion.blog.ss-blog.jp/2010-12-05

 今回も灰色な気分で写真を思い出し、ネットを何となく見ていたら、写真に写っている兄妹(中央の女の子と、左側の少年)がご存命だと知った。新聞の取材があった。
 とても嬉しくなった。
 二人は、沢田のこともよく覚えているし(優しかった記憶)、様々な困難にあいながらも、平穏に暮らしているという。
 当時のことについて聞くと、なにしろ強く生きた母に感謝している、と二人とも答えている。おかげで生きることが出来た、と。
 そして、戦争なんてしてはいけない、と言った。

 戦争なんてしてはいけない。
 そうだ。その通りだ。
 彼らの川の向こう岸には、未来に希望が待っていた。
 我々の冷たい水面の先に待っているのは、いったい何なのだろう・・。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

そして次の曲が始まるのです

南中カルテット2024_01.jpg

 青春はいちどだけ

 鳴り出した鐘
 いらだちさえ僕は
 抱きしめたいと思った

 週末に間に合うように
 手紙を書くつもり

 by Flipper’s Guitar

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ストップ・メイキング・センスのポスターが岡崎京子作品の壁に貼ってあった

 Stop Making Sense Special New Edition Talking Heads.jpg
 Talking Heads / Stop Making Sense (1984)

 なんと去年リマスターされ、映画館で上映された『Stop Making Sense』。
 たしかにライブ映像としては傑作中の傑作だけど、なぜ今!
 80's ニューウェーブから遠く離れて・・。
 (でも、評判いいみたい)

 トーキング・ヘッズは大好きだけど(そしてこの作品も何度も観たけれど)、やっぱり岡崎京子だな、想い出すのは。
 ストップ・メイキング・センスでよく言われるのは、ジャケットにも映ってる「ぶかぶかの大きな服」なんだけど、これが80年代ポストモダンの文脈の中で、「〇〇の意味がある」「××の暗喩である」とか何とか、評論家筋から意味ありげに言われてて、いやこちらとしては、デビッド・バーンの痙攣ダンスと同じようなもんじゃないの、とか思ってたけど。
 彼一流のライブ演出なんだよ!

 で、岡崎京子の作品の中で、このアルバムのポスターが壁に貼られてたり、作品集『ボーイフレンド・イズ・ベター』はヘッズの『ガールフレンド・イズ・ベター』からタイトルを取ってたり、デビッド・バーンがこの大きな服着て歌うのもガールフレンド・イズ・ベターの時だったりと、もはや自分にとってストップ・メイキング・センスは岡崎京子なのです(それくらい好き)。
 彼女くらい時代の最先端と感性をシンクロさせ、作品に意味を持たせることに長けてた人って、いないと思う。今になっても。

 本当は、ストップ・メイキング・センスが現代に蘇ったように、岡崎京子が元気になってくれたら、どんなに嬉しいか。
 80~90年代リバイバルがずっと反芻される現代で、その先を描けたのは、岡崎京子だけだったと思う。本気で。

 そういえば、トーキング・ヘッズ、やっぱり再結成しないね・・。
 まあ、理屈をこねるのはやめよう。ストップ・メイキング・センス!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

赤くなったら、青春だ

スキップとローファー赤くなったら青春だ_2024.JPG

 凧島町の浜辺はどうなっているかな。
 珠洲市、頑張って・・。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

また会ったときに恥ずかしいからね・・


フリーレンまた会ったときに恥ずかしいからね.jpg

 フリーレン、最高だったなあ・・。
 この半年間は素敵な冒険をずっと続けているようだった。

 作品に充満する、穏やかで優しく、けれど残酷でもある時の流れ。その中を、フリーレンは、仲間たちと、想いと、歩き続ける。
 まったく、何度も泣かされそうになったよ。

 でも、特にお別れは言わないよ。
 また会ったときに恥ずかしいからね・・。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

凍れる瞳

凍れる瞳_文春文庫.jpg

 この小説のおかげで、「しばれる」という言葉を知った。
 まだ高校生だった。

 去年、作者が亡くなった時、すぐに「凍れる瞳」を思い出した。
 作品で描かれたのは戦後すぐの時代のことだけれど、同じ昭和でも自分が生きた子ども時代と、敗戦後すぐの頃とでは、まったく背景は異なる。
 この作品が直木賞を取ったのは1988年だから、もうすぐ昭和も終わろうとしていた時。すでに戦後の復興期は遠い彼方のことだった。
 だけど、紛れもなく、昭和を築いたのは、武骨で真摯で、そして敗北感をまといながら前進を続けた人たちだった。

 本当に、昭和は遠くなったんだな、と思う。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

チル(ザブングル)

チル_ザブングル.jpg

 うわあ、これはショックだなあ・・。

 TARAKOさんを初めて知ったのは「戦闘メカ ザブングル」だった。
 自分がまだほんの子どもの頃から、当たり前のように聞いてきた声だったのに・・。

 成長したチルの声も聞きたかったな。。

   ザブングルその後.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

中国行きの貨物船にあなたを乗せたいな、船は貸しきり二人きり

 中国行きのスロウ・ボート 単行本(新).jpg

 うおっ、何の気なしにTSUTAYAに寄ったら、なんと『中国行きのスロウ・ボート』が、「刊行当時の装幀のまま復刻」されてるではないですか!
 おわー、思わず叫んだよ。(そして店員さんと目が合ってしまった)

 なぜ人目がたくさんあったのに叫んだかは、こちらから ↓

 https://lemon-firebrigade.blog.ss-blog.jp/2009-08-27

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

罪と罰に蒼ざめた馬を見よ

 隊長ブーリバ.jpg
 子どもの頃、家に「少年少女世界の名作文学」全集があって、本好きになるきっかけはここからだった。
(ギリシャ神話や三銃士や宝島、トムソーヤにアリスにほら男爵、西遊記や太平記など、夢中になって読んだ)
 大好きな作品がたくさんあって、よく覚えているものもあれば、普段なんとなく忘れてしまうものもあるけれど、不思議と子ども時代に好きだったものは、ずっと記憶のどこかにあり続ける。

 その中の「ソビエト編」に、『隊長ブーリバ』があった。
 読んだのは後半の方だけなのに、なぜだかずっと忘れずにいる。コサックの隊長は、私情ではなく義のため、かくも強くあらねばならぬのだな、というようなことを思った。
 印象的なシーンがある。
 勇敢な息子が敵(この場合はポーランド)に捕まり、広場で公開処刑されることになって、助けたくても敵陣の真っ只中。それでも息子はどんな拷問にも耐えるんだけど、いよいよ最後になって「お父さん、ここにいるんでしょ」と叫ぶ。するとどこかから、ブーリバの「ここにいるぞ」という声が聞こえ、広場中が騒然とする。
 その後、ブーリバによる大反攻が起こる。

 その頃、自分は勝手に、シルクロード寄りの場所が舞台なのかと思っていたのだけど(なにしろ小学生だったし)、先日気になって調べてみたら、ウクライナの話だった。ウクライナのコサック隊が、侵攻に抗い、自らの民族的解放のために闘うのだ。

 ちょっと眩暈のようなものを感じた。ウクライナ。たくさんの時代を、耐えてこなければならなかった歴史。
 もっとも酷いのはボリシェヴィキによるものだけど、時を経て、またしてもロシアがやって来た。
 拷問に耐えようにも限度がある。
 「ブーリバ、ここにいるんでしょ」
 返事をしてくれ、ブーリバ!


 今では全集は、子どものいる従兄妹のところにある。(そもそも自分も、叔父から受け継いだ)
 あの子たちが大きくなった時、全集は誰に引き継がれるだろう。
 その時、世界は平和になっているのだろうか。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | -