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ストップ・メイキング・センスのポスターが岡崎京子作品の壁に貼ってあった

 Stop Making Sense Special New Edition Talking Heads.jpg
 Talking Heads / Stop Making Sense (1984)

 なんと去年リマスターされ、映画館で上映された『Stop Making Sense』。
 たしかにライブ映像としては傑作中の傑作だけど、なぜ今!
 80's ニューウェーブから遠く離れて・・。
 (でも、評判いいみたい)

 トーキング・ヘッズは大好きだけど(そしてこの作品も何度も観たけれど)、やっぱり岡崎京子だな、想い出すのは。
 ストップ・メイキング・センスでよく言われるのは、ジャケットにも映ってる「ぶかぶかの大きな服」なんだけど、これが80年代ポストモダンの文脈の中で、「〇〇の意味がある」「××の暗喩である」とか何とか、評論家筋から意味ありげに言われてて、いやこちらとしては、デビッド・バーンの痙攣ダンスと同じようなもんじゃないの、とか思ってたけど。
 彼一流のライブ演出なんだよ!

 で、岡崎京子の作品の中で、このアルバムのポスターが壁に貼られてたり、作品集『ボーイフレンド・イズ・ベター』はヘッズの『ガールフレンド・イズ・ベター』からタイトルを取ってたり、デビッド・バーンがこの大きな服着て歌うのもガールフレンド・イズ・ベターの時だったりと、もはや自分にとってストップ・メイキング・センスは岡崎京子なのです(それくらい好き)。
 彼女くらい時代の最先端と感性をシンクロさせ、作品に意味を持たせることに長けてた人って、いないと思う。今になっても。

 本当は、ストップ・メイキング・センスが現代に蘇ったように、岡崎京子が元気になってくれたら、どんなに嬉しいか。
 80年代・90年代リバイバルがずっと反芻される現代で、その先を描けたのは、岡崎京子だったと思う。本気で。

 そういえば、トーキング・ヘッズ、やっぱり再結成しないね・・。
 まあ、理屈をこねるのはやめよう。ストップ・メイキング・センス!

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